便利そうな機能ほど、一度止まる
Self Map を作る中でも、追加できそうな機能はたくさんありました。出来事の保管、1問ずつ進むモード、行動履歴、チュートリアル、広告、アプリ化、言語切り替え。どれも単体では便利そうに見えます。
でも、すべてを前に出すと、最初に使う人は何をすればいいのか分からなくなります。AIでコードを書く時は、実装できることが増えるぶん、画面の意味を守る判断が必要になります。
ユーザーの言葉をそのまま残す
開発中に何度も大事になったのは、言葉の違和感でした。「行動」なのか「過去の出来事」なのか。「行動しよう」なのか「行動開始」なのか。「消す」なのか「削除」なのか。小さな表現の違いで、アプリの意味は変わります。
AIに任せる時でも、こうした言葉の感覚は人間側が持っていたほうがいい部分です。ユーザーが迷った言葉、嫌だと感じた言葉、しっくり来た言葉は、次の設計判断の材料になります。
デグレを疑う習慣を持つ
機能を直したつもりでも、別の場所が戻ってしまうことがあります。ボタンを消したはずなのに残っている、次へ進むはずが移動しない、削除したらつながっているカードまで消える。こうした問題は、AIで素早く変更するほど起きやすくなります。
だから、変更したら必ず実際の操作で確認することが大切です。特にスマホ表示、削除、保存、言語切り替え、次のカードへの移動は、見た目だけでは分かりません。アプリとして出す前には、短いチェックリストを作って毎回見るのが安全です。
最終的には思想が品質になる
Self Map の中心には、「小さく行動するためのノート」という考えがあります。この思想があるから、広告は入力画面に置かない、行動開始を目立たせる、ボタンを増やしすぎない、スマホで横に進む、といった判断ができます。
AIで作る時ほど、最初に思想を言葉にしておくと迷いにくくなります。コードの量より、何を大事にしているか。その軸があると、後から機能を増やす時も、アプリの性格がぶれにくくなります。